クオモNY州知事、セクハラ疑惑めぐり謝罪 辞任は否定
(CNN) 米ニューヨーク州のクオモ知事は3日、2人の女性が知事からセクハラを受けたり嫌がったのに言い寄られたりしたと主張している件に関し、自身の行動を謝罪し、誰かを不快にしたとは気づいていなかったと述べた。
クオモ氏は辞任を求める声については否定したほか、ニューヨークの人々に対しては、申し立てられた逸脱行為について評価を下す前に、州司法長官からの報告書を待つよう求めた。調査が完了するには数カ月かかる可能性がある。
クオモ氏はセクハラ疑惑が持ち上がってから初となる公の場での発言で、「わたしは誰かを不適切に触ったことはない」と強調。当時も誰かを不快にさせていたとは気づいていなかったと語った。
クオモ氏は繰り返し、人々に対して、調査が終わるまで自身に対する申し立てについて判断を下さないよう求めた。こうした立場はニューヨーク州の民主党幹部とおおよそ軌を一にしている。民主党のシューマー上院院内総務とギリブランド上院議員は司法長官による独立した調査を求めているが、クオモ氏の最終的な運命については介入する態度は見せていない。
州上院のスチュワートカズンズ院内総務はクオモ氏の会見後、CNNの取材に対し、司法長官による調査で不正行為が見つかれば辞任すべきとの見方を示した。