コロナ禍の米国民、48%が「希望」感じる 1年前から大幅増
(CNN) 新型コロナウイルスの収束などについて希望を抱けるとする米国民が48%と昨年の20%から倍増以上になっていることが最新世論調査で7日までにわかった。
この比率は新型コロナのワクチンを少なくとも1回接種した層では61%を記録。また、収束などへの期待感が最も強かったのは65歳以上、民主党支持者に接種を既に受けている国民だった。
今回調査は米ニュースサイト「アクシオス」と調査企業「イプソス」が先月26日から今月1日にかけて実施。対象者は全米規模で各層を代表し得る18歳以上の成人1088人だった。
昨年の同様調査では回答者の41%がコロナ禍に見舞われるなかでの気持ちを問われ、ストレスを感じるもしくは心配しているとの言い方が最も適切と答えていた。26%は打ちひしがれているもしくは限界と告白し、怒りを覚えるとしたのは19%。16%は悲しいし落ち込んでいるとしていた。
今回調査では、コロナ禍に伴うこれらの感情の落ち込みはまだ残っているものの昨年と比べ減っていることも判明。アクシオスによると、ストレスなどを感じるとしたのは20%だった。
支持政党別に見た場合、コロナ禍に伴ううっ積感は民主党の方がより強い可能性も判明した。
回答者の65%はコロナ禍以前の正常な日常生活への開始には少なくとも半年が必要との判断を示した。この期間内では無理としたのが33%で、先週実施した同様調査時の26%からは上昇していた。