ハリス米副大統領、中米への追加支援を発表 人道援助などに330億円
ワシントン(CNN) 米国のハリス副大統領は26日夕、中米諸国に対する人道援助と食料不足への対応で3億1000万ドル(約330億円)を追加支援すると発表した。
2億5500万ドルが人道援助に、5500万ドルが食糧不足対応のために使われる。
ホワイトハウスの声明では、エルサルバドルとグアテマラ、ホンジュラスの数百万の人々が直面している切迫した状況と深刻な痛みを受けて、ハリス副大統領は米政府による3億1000万ドルの追加支援を発表したとしている。
バイデン大統領は先月、ハリス副大統領に対し、増加する中米からの移民に対応するための取り組みを主導する役割を担わせた。米南部の国境に向かう移民の数は増加しているが、その大部分は中米からの移民で、米政府の人的・物的資源を圧迫している。
新型コロナウイルスの感染拡大は中南米諸国に対して大きな犠牲を強いている。新型コロナウイルスによる感染者や死者の人数は急増しており、かつて成長が見込まれた経済活動も打撃を受けている。中南米はまた2つのハリケーンにも見舞われた。議会調査局によれば、中南米地域の2020年の経済成長はマイナスで、収入格差や貧困が悪化するとみられている。