89人足らず、ニューヨーク州が1議席減 米国勢調査
ワシントン(CNN) 米国勢調査局が26日に発表した2020年の国勢調査の結果で、連邦議会下院でニューヨーク州が1議席減少したのは住民がわずか89人足らなかったせいだったことがわかった。
ニューヨーク州は民主党の牙城だが、カリフォルニアやイリノイ、ミシガン、オハイオ、ペンシルベニア、ウェストバージニアと並んで1議席を失うこととなった。議席を失った州の中ではニューヨークが一番少ない差だった。この結果、大統領選の選挙人の票も減ることになる。
今回の国勢調査では、コロラド、フロリダ、モンタナ、ノースカロライナ、オレゴンがそれぞれ1議席増となった。
議席数の変更は連邦議会での政治的構成を変化させる可能性があり、今後数カ月は選挙区の区割りの変更をめぐる戦いを引き起こす可能性が高い。
国勢調査の結果は議席数の割り当て以外にも、連邦政府がどれだけ支出を行うかについても教えてくれる。今後10年間に学校や道路、そのほかの地域社会にとって重要なものについての政府からの支出は公式な人口数に基づいて行われる。