米外交官襲った「見えない攻撃」、ホワイトハウス付近でも発生か 連邦当局が捜査
ワシントン(CNN) 米首都ワシントンのホワイトハウス付近など米国内の少なくとも2カ所で、正体不明の「見えない攻撃」に似た事案が発生し、連邦当局が捜査している。過去の事案では、海外に駐在する米外交官数十人が原因不明の症状に見舞われていた。
複数の関係者がCNNに語ったところによると、この件については国防総省など複数機関が調査したが、確固たる結論は出なかった。それでもホワイトハウス近くでそうした攻撃が発生した可能性があることに対し、特に警戒を強めている。
国防当局者は今月、上院と下院の軍事委員会でこの問題について説明した。複数の関係者によれば、ホワイトハウスの南側にある広大な芝生広場のエリプスで昨年11月に起きた事案では、国家安全保障会議(NSC)の高官1人が症状を訴えた。
これとは別に、2019年にはホワイトハウスの職員が、首都に近いバージニア州の郊外で犬の散歩中に同じような攻撃に遭ったと伝えられている。