カトリック教会放火の罪で男を起訴 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州南部サンガブリエルにあるカトリック教会で昨年発生した火災をめぐり、男1人が放火罪などで起訴された。
この教会では昨年7月11日、建立250周年を記念した改修工事の最中に火災が発生した。地元検察が4日に発表したところによると、ジョン・デービッド・コーリー被告(57)が放火と侵入盗の重罪などに問われている。
火災では教会の屋根と玄関が炎に包まれた。消防士らが屋根と天井を破って中に入ったが、けが人は出なかった。施設は煙と水による損傷も受けた。
検察は、総額数百万ドルに上る被害に加えて、関係者らの損失も計り知れないと指摘した。消防当局が詳しい調査を続けているという。
教会は18世紀のスペイン人宣教師、フニペロ・セラ神父が州内に建てた伝道所のひとつ。各地に残るセラ神父の像は先住民に対する暴力と抑圧の象徴として、昨年夏の反人種差別デモで標的となり、次々に倒された。