バイデン米大統領の殺害予告、奇怪なメッセージ送信の男を訴追
(CNN) 米ニューメキシコ州在住の男が、ジョー・バイデン大統領の殺害を予告する内容のメッセージを2州で複数の相手に送信したとして訴追された。
訴追されたのはジョン・ベンジャミン・ソーントン容疑者。州間商取引通信を利用して、他人を殺傷すると脅した罪に問われている。
捜査当局は、ソーントン容疑者が送信したとされる長文のメッセージを証拠として提出。この中には「3%ersと呼ばれる革命軍のリーダーになる」という一文があった。3%ersは極右団体「スリーパーセンターズ」の意味らしい。
ソーントン容疑者は自分を「革命戦争将軍」と自称し、「裏切り者のジョー・バイデンを処刑して5つ星」という文面を送信していた。
さらに、カナダのコンピューター会社が「世界中のメタンフェタミン使用者の脳波にトンネルを掘る」装置を使っていたと主張、この会社の全員を「一人残らず散弾銃処刑する」と述べ、「私の別れた妻は裏切り者だ。私の新政府で処刑されるだろう」と付け加えていた。
米連邦捜査局(FBI)は、このメールを受信した相手や、ソーントン容疑者との関係については明らかにしていない。
ソーントン容疑者の保釈は認められておらず、26日午後現在、弁護人も選任されていない。28日午前にはオンラインで連邦裁判所に出廷する。
問題のメッセージはソーントン容疑者が所有する携帯電話から送信されていて、同容疑者の写真が含まれていたという。
ソーントン容疑者については、昨年11月11日以来、数人が不快なメッセージや脅迫的なメッセージを受け取ったと訴えていた。