犬を連れた米国渡航、狂犬病の高リスク国からは持ち込み停止 米CDC
CDCの専門家は別の案件のために必要とされていることから、動物を入国させる際の検査や書類審査が難しくなり、ワクチン証明書が偽造されたケースも相次いで見つかったという。
さらに、旅客機の便数が減って空港の係員数も減り、飼い主が適切なワクチン証明書を提出できなかった場合などに犬がケージの中で長時間待たされることもあるという。
「犬たちは長時間待たされた末に、元来た国へ戻される」「具合が悪くなったり、死んだりすることもある」と専門家は言う。
影響は犬の保護活動や、アフガニスタンのような国で保護犬を引き取って帰国する兵士などにも及ぶ可能性がある。ただ、対象となるのは米国に持ち込まれる犬100万匹あまりのうち、約6%にとどまる。