米シークレットサービス、1年間で約900人が新型コロナ陽性

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米シークレットサービスの職員のうち1年間で881人が新型コロナの陽性と判定されていた/Joe Sohm/Visions of America/Universal Images Group Editorial/Getty Images

米シークレットサービスの職員のうち1年間で881人が新型コロナの陽性と判定されていた/Joe Sohm/Visions of America/Universal Images Group Editorial/Getty Images

(CNN) 米シークレットサービス(大統領警護隊)は22日、2020年3月1日~21年3月9日の間に新型コロナウイルス検査で陽性と判定された職員が881人に上ることを明らかにした。

情報公開法に基づく請求で記録を入手した市民団体CREWによると、シークレットサービスの陽性者の内訳は、特別捜査官477人、制服部門の249人、その他職員155人。この記録には、職員らの氏名や任務は明記されていないという。

「シークレットサービスは法執行機関であり、職員はパンデミック(世界的大流行)の間も一般の人と常に接触し続ける必要がある」「これには選挙運動イベントでの法執行業務、ホワイトハウス付近での大規模集会、大統領就任式を含む国家特別警護イベントが含まれる」。広報はそう説明している。

この報告は、トランプ前政権下でシークレットサービス要員が危険にさらされていた実態を物語る。特にドナルド・トランプ前大統領は、新型コロナウイルスが猛威を振るう中でも通常通りのやり方を続けようとした。

シークレットサービスのジェームズ・マレー長官は最近、トランプ前大統領が昨年10月に新型コロナウイルス感染症の治療を受けるため、首都ワシントン近郊のウォルター・リード米軍医療センターに入院した際の経緯について議会で証言した。

支持者の前を通過するに当たっては、事前に医療専門家と協議を重ねたとマレー長官は述べ、最終的には大統領の警護を担うシークレットサービス要員にとって安全な方法で実現できると判断したと説明。前大統領と同じ車に乗った2人は、医療専門家と同じような防護具を身に着けていたと言い添えた。

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