女子学生殺害事件の被告に有罪評決、終身刑に 米南部

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出廷したナサニエル・ローランド被告と弁護人=27日、米サウスカロライナ州コロンビア/Tracy Glantz/AP

出廷したナサニエル・ローランド被告と弁護人=27日、米サウスカロライナ州コロンビア/Tracy Glantz/AP

(CNN) 米南部サウスカロライナ州で2019年3月に女子学生が車で連れ去られ、遺体で発見された事件の裁判で、殺人などの罪に問われた男が27日、有罪の評決を受け、終身刑を言い渡された。

当局によると、サウスカロライナ大学の学生だったサマンサ・ジョセフソンさん(当時21)は当日、配車サービス「ウーバー」で手配した車と勘違いしてナサニエル・ローランド被告(27)の車に乗り込んだ。

ジョセフソンさんの遺体は14時間後、約140キロ離れた場所で見つかった。鋭器による複数の傷を負っていた。

警察は翌日、防犯カメラの映像からローランド被告の車を特定し、同被告を逮捕した。被告は殺人罪のほか、誘拐と武器所持の罪に問われていた。

27日の公判では遺族がジョセフソンさんを失った悲しみを訴え、終身刑を求めた。被告は犯行を否認し、無罪を主張した。

これに対して判事は、被告の車の助手席とトランクにジョセフソンさんの血液が付着していたこと、助手席のグローブボックスからジョセフソンさんの携帯電話が見つかったことを挙げ、圧倒的な証拠があると指摘。最悪の犯行だと断じた。

弁護側は審理期間の短さを理由に裁判のやり直しを求めたが、判事はこれを却下した。

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