米CDC、16カ国・地域の感染状況を「極めて高い」に引き上げ
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は2日、ギリシャ、アイルランドなど16カ国・地域について、新型コロナウイルスの感染状況を4段階で最高レベルの「極めて高い」に引き上げた。
最高レベルの国や地域への渡航は避けるべきとされ、やむを得ず渡航する場合はワクチンの接種を完了していることが条件となる。
CDCは全体的な指針として、ワクチン接種が完了するまでは外国への渡航を全面的に中止するよう勧告している。ワクチン接種済みなら感染したりうつしたりする可能性は低くなるものの、外国への渡航では一部の変異株に感染したり、それをうつしたりするリスクが高まる恐れがあるとの理由からだ。
CDCの基準では、直近28日間の感染者が人口10万人あたり500人を超えていると「極めて高い」レベルとなる。
2日から新たに追加されたのは、ほかにイランやカザフスタン、リビア、米領バージン諸島など。
ギリシャやアイルランドから米国への外国人の入国は、1月25日の大統領令で中止されている。米ホワイトハウスは最近、デルタ変異株の感染が拡大していることから、これらの制限を今後も継続する方針を示していた。