オバマ氏、60歳の誕生日で野外パーティー開催へ
(CNN) 今月4日に60歳の誕生日を迎えるオバマ元米大統領が今週末、マサチューセッツ州の保養地マーサズビンヤード島で野外パーティーを開催する。関係者らは万全の新型コロナウイルス感染対策を強調している。
パーティーの予定は米政治専門紙ザ・ヒルが最初に伝えた。事情に詳しい関係者はCNNに、米疾病対策センター(CDC)が示す感染防止の手順はすべて守られると語った。招待客には検査を実施し、会場に感染対策のコーディネーターを配置するという。
マーサズビンヤードは、CDCが4段階で評価する感染状況の3段階目「中程度」の地域にある。CDCは最新の指針で、上位2段階に当たる「高い」「かなり高い」の地域を対象に、ワクチン接種を完了していても屋内ではマスクを着用するよう呼び掛けた。
オバマ一家は同氏の在任中、ほぼ毎年マーサズビンヤードで夏休みを過ごしていた。2019年には同島に1200万ドル(現在のレートで約13億円)近い邸宅を購入したと報じられて話題になった。
オバマ政権でも広報を担当したホワイトハウスのサキ大統領報道官は2日、オバマ氏のパーティーについて「野外であり、(感染状況が)中程度の圏内だ」と強調した。
関係者によれば、招待客らにはオバマ氏へのプレゼントの代わりに、非白人の若者や世界の若い女性たち、次世代の指導者らを支援する団体への寄付を呼び掛けているという。