消防士を逮捕、新型コロナ陽性を偽り有休 米
(CNN) 米テキサス州ダラスの消防士が、約1カ月間にわたって、家族や自分自身が新型コロナウイルスの検査で陽性となったと虚偽の報告をして有給休暇を取得したとして、窃盗の容疑で起訴されたことがわかった。
勤続14年のウィリアム・ジョーダン・カーター容疑者(38)は7月30日に逮捕された。保釈金は1500ドルに設定され、今月4日時点では拘束されていない。
逮捕令状のための宣誓供述書によれば、カーター容疑者は3月24日、妻が新型コロナウイルスにかかったとして休暇届を出した。1週間後、娘が検査で陽性になったとしてさらに1週間の休暇を申請した。復帰する2日前、自分自身が病気になり、新型コロナウイルス検査で陽性になったと報告した。
消防署では、隊員や隊員が一緒に暮らしている人が検査で陽性になった場合、自宅待機を推奨している。
副署長が検査結果のコピーを提出するよう要請したが、カーター容疑者は検査は受けておらず、新型コロナウイルスに感染したと思ったと述べたという。カーター容疑者は家族の検査結果も提出できなかった。副署長がカーター容疑者に虚偽の主張をした理由を尋ねると「強欲です、おそらく」との回答があった。