13歳少女が新型コロナで死去、検査陽性の翌日 米ミシシッピ州
(CNN) 米南部ミシシッピ州でこのほど、13歳の少女が新型コロナウイルスの検査で陽性が判明した翌日に死亡したことがわかった。同州スミス郡の学校区教育長が明らかにした。
教育長によれば、少女は12日に体調を崩し、母親と自宅にいた。13日に検査で陽性となり、病院へ搬送された。
少女は14日、ジャクソン地区の病院へ空路で搬送されている途中で死亡したという。
学校区教育長はCNNの取材に対し、「全員にとってショックな出来事だった。彼女はこれまで受け持ったなかでも最も優秀な子どものひとりだった」と述べた。
少女が通っていた学校のある学区では今月6日の授業再開から4日後にマスク着用の義務化を始めていた。同学区は10日、生徒や職員104人が新型コロナウイルスに感染したと報告し、659人が隔離措置を行っている。
ミシシッピ州のリーブス知事は、マスク着用に関する指針は学区に任せてあると述べた。リーブス知事は先ごろ、米疾病対策センター(CDC)のマスク着用のガイドラインについて「ばかげている」「有害」などと指摘していた。
ミシシッピ州の保健省によれば、今回の少女は、新型コロナウイルスの感染が流行して以降で、新型コロナウイルスに関連した子どもの死者としては5人目。