買い物帰りの黒人男性が取り押さえられ死亡、警官3人と救急隊員2人を起訴 米
警官はマクレーンさんに手錠をはめ、息ができないとマクレーンさんが繰り返し訴えたにもかかわらず、地面に押さえつけた。
現場に到着した救急医療隊員は、マクレーンさんの血圧や心拍などをチェックすることも、話しかけたり体に触れたりすることもなく、マクレーンさんが錯乱状態にあると判断。マクレーンさんの体重を200ポンド(約90キロ)と推定して鎮静剤のケタミンを注射した。実際には体重は143ポンド(約65キロ)だった。
マクレーンさんは担架に乗せられた時点で意識がないように見え、ぐったりしたまま動かなくなっていて、鼻と口から吐しゃ物があふれていた。
救急隊員はマクレーンさんの脈や呼吸が確認できなかったことから蘇生措置を行ったが、意識が戻ることはなかった。マクレーンさんは8月27日に脳死を宣告され、生命維持装置をはずされて臓器提供者になった。
大陪審は、マクレーンさんが警官に押さえつけられ、救急隊員にケタミンを注射されたことが原因で死亡したのは明らかだと判断した。