現職知事で初の同性婚、長年のパートナーと式を挙げる 米コロラド州
(CNN) 米コロラド州のジャレド・ポリス知事は15日、18年間連れ添ったパートナーのマーロン・リースさんと結婚した。知事室が公表した。
LGBTQ(性的少数者)の選挙候補者や公職者を記録する団体「LGBTQビクトリー・ファンド」によると、ポリス知事はLGBTQを公表した知事で在任中に結婚する初の例となる。
結婚式は伝統的なユダヤ教の式で、屋外で行われた。招待客は新型コロナウイルス感染症の検査で陰性の結果が求められた。
地元紙によると、ポリス知事がプロポーズをしたのは昨年12月。リースさんが新型コロナに感染し、入院の準備をしていたときだったという。
リースさんは2日後に退院して回復した。ポリス知事もウイルスに感染したが軽い症状で済んだ。
2人は声明で「我々が過去18カ月で学んだ一番大きな教訓は、我々の知っている生活が瞬時に変わりうるということです。家族や友人の健康や幸せ、結婚したカップルとして人生を祝える機会に感謝します。18年を経てついに結婚できて、これ以上の幸せはありません」と述べた。
2人には7歳と9歳の子どもがいる。
ポリス知事は2018年、米国でゲイを公表した男性で選挙で選ばれた初の知事となった。LGBTQを公表した知事としては2人目で、オレゴン州のケイト・ブラウン知事が先に公表している。