バイデン氏の仕事ぶり、「支持せず」が過半数に 米世論調査

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ホワイトハウスの執務室に座るバイデン大統領/Pool/Getty Images North America/Getty Images

ホワイトハウスの執務室に座るバイデン大統領/Pool/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) アフガニスタン駐留米軍の撤退劇や新型コロナウイルスの変異株拡散への対応をめぐり、バイデン米大統領の仕事ぶりに対する支持率がここ2カ月で急激に低下していることが、最新の世論調査で分かった。

米調査会社ギャラップが今週発表した調査結果によると、バイデン氏の仕事ぶりを支持すると答えた人は43%にとどまり、支持しないとの回答が53%で過半数を占めた。

同氏の仕事ぶりへの評価は6月の時点で支持が56%を占め、不支持は40%にとどまっていた。しかし7月には評価が下がり始め、支持50%に対して不支持が46%に。8月も支持49%、不支持48%という数字だった。

ギャラップのアナリストによると、民主、共和党のいずれも支持しない無党派層のバイデン氏離れが大きく影響したとみられる。6月には無党派層の55%が同氏の仕事ぶりを高く評価していたのに対し、最新の調査ではこれが37%まで減少した。

バイデン氏の就任から現在までに無党派層からの支持率は大きく下がったが、直近3カ月の下げ幅はその3分の2を占める。

一方で民主党支持者の支持率は約90%、共和党支持者では一けた台と、明確に分かれた状態が続いている。

近年の大統領で就任した年の9月時点の支持率が現在のバイデン氏を下回っていたのは、トランプ前大統領の37%のみ。オバマ元大統領は52%、ジョージ・W・ブッシュ元大統領は51%と過半数の支持を得ていた。

議会では現在、バイデン政権が政策の要と位置付けるインフラ投資法案と予算決議案の審議が難航。バイデン氏は支持率の低下とともに、党内への影響力を弱めている。中間選挙に生き残りがかかる民主党議員らの間では、同氏と距離を置こうとする動き出す可能性がある。

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