米国防総省、極超音速兵器の実験に失敗 中ロに後れ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米国防総省が極超音速兵器の実験に失敗したと発表した/AFP/Getty Images

米国防総省が極超音速兵器の実験に失敗したと発表した/AFP/Getty Images

(CNN) 米国防総省は21日、極超音速兵器の実験に失敗したと発表した。極超音速兵器の開発競争で中国とロシアに後れを取った形だ。

発表によると、飛翔(ひしょう)体を極超音速に加速させるブースタースタックと呼ばれるロケットが失敗に終わり、極超音速で滑空する飛翔体の実験を続行できなかった。

実験はアラスカ州コディアックにある太平洋宇宙港で21日に実施した。国防当局はブースターが失敗した原因の究明に乗り出している。

この数日前には中国が極超音速滑空体の実験に成功したと伝えられていた。米国防総省は極超音速兵器の開発を最優先課題と位置付けているが、4月に続く実験の失敗は大きな打撃となる。

音速の5倍以上の速度をもつ極超音速兵器は、弾道ミサイルよりもはるかに低空を飛行することから探知が難しい。ミサイル防衛システムをかわすよう誘導することもできる。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]