米軍基地に国外退避のアフガン人、44%は子ども 国防総省
(CNN) オースティン米国防長官は21日までに、アフガニスタンから退避し8カ所の米軍基地に暫定的に滞在している同国国民の44%は子どもであることを明らかにした。34%が成人男性、22%が成人女性とした。
米上院軍事委員会で幹部職を務めるジェームズ・インホフ議員へ今月8日付で送った書簡で述べた。同日の時点で米軍基地に住むアフガン人難民は5万3000人。米国土安全保障省によると、この人数は現時点で5万5600人に増えた。
これらアフガン人は今年8月、駐留米軍の完全撤退に伴い米国やパートナー国らの支援で国外へ脱出。米空軍は米史上最大の空輸作戦と称し、数週間で12万4000人以上を救出したと述べていた。
この数字には約6000人の米国民、他の外国出身者、米国の永住許可を持つアフガン人民間人、特別移住ビザの申請者や受給者、危険な事態への直面のリスクがあると判断されたアフガン人やその家族が含まれる。
アフガン人の退避者はいったん、海外の米軍基地に輸送され、その後に米国本土へ搬送されていた。ただ、一部の退避者のはしかへの感染が判明し、米国への移送作業が一時中断した。
その後、全員へのワクチン接種などの対策を実施し、米国への輸送を再開していた。