バンハウテン受刑者、5度目の仮釈放推奨 マンソン・ファミリーの元メンバー
(CNN) カルト集団の首領だった故チャールズ・マンソンの元信奉者で、殺人で有罪判決を受けたレスリー・バンハウテン受刑者(72)が米カリフォルニア州の仮釈放委員会から仮釈放を推奨されたことがわかった。バンハウテン受刑者の仮釈放が推奨されるのは5度目。
バンハウテン受刑者の代理人はCNNの取材に対し、電子メールで、同受刑者が安堵(あんど)していると述べた。代理人は今回の公聴会はバンハウテン受刑者にとってとてもきついものだったと付け加えた。
バンハウテン受刑者は19歳の時にマンソンと出会い、「マンソン・ファミリー」と呼ばれるカルト集団の一員となった。
バンハウテン受刑者は1971年、69年に起きた企業幹部のレノ・ラビアンカさんと妻のローズマリーさんの殺害に関与して有罪となった。死刑判決が出たが、その後、終身刑に減刑された。
これまでの4度の仮釈放申請はいずれもカリフォルニア州知事によって却下されている。
カリフォルニア州のニューサム知事は昨年、仮釈放申請を却下した際、バンハウテン受刑者を釈放すれば、社会に危険を及ぼすとの見方を示していた。