コロナワクチン、10代に追加接種が必要となる可能性低い ファウチ氏

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ニューヨーク市の接種会場でワクチンの投与を受けた13歳の少年/Scott Heins/Getty Images

ニューヨーク市の接種会場でワクチンの投与を受けた13歳の少年/Scott Heins/Getty Images

ファウチ氏は、ワクチン接種を完了した18歳以上の成人については、免疫の低下を理由に追加接種を強く勧めている。一方、若者については「低下し始めるのがより遅くなる可能性がある。とても丈夫な免疫システムがあり、防御が弱まるのが6カ月の期間を超えても驚きはない」と語る。

アトランタの医師で公衆衛生の専門家のサジュ・マシュー氏は、若者の追加接種の推奨に必要な、若者に特化したデータが十分そろっていないと指摘する。

マシュー氏は「現時点で、個人的には私の診ている若者に追加接種を勧める可能性は低い」と述べ、その理由としてデータ不足のほかに、子どもの重症化リスクの低さ、ファイザー製やモデルナ製のmRNAワクチンで見られる若者の心筋炎の小さなリスクに言及した。

ただ、基礎疾患のある若者も存在し、「もし17歳の子どもが重度のぜんそくや嚢胞(のうほう)性繊維症、または肺の基礎疾患を持っていれば、容易に追加接種を勧めるだろう」とも語った。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]