米議事堂襲撃、消火器で警官襲った被告に禁錮5年3月

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議事堂襲撃時、星条旗の描かれた上着を着て消火器を噴射する被告/Federal Bureau of Investigation

議事堂襲撃時、星条旗の描かれた上着を着て消火器を噴射する被告/Federal Bureau of Investigation

(CNN) 米裁判所は17日、今年1月6日に発生した米連邦議会議事堂襲撃事件で消火器や木材などを使い警官を激しく攻撃したフロリダ州の男の被告に対し、禁錮5年3月の刑を言い渡した。

襲撃に関わった被告に対して言い渡された量刑としてはこれまでで最長。当該のロバート・スコット・パーマー被告は、危険な武器で警官を襲った重犯罪による判決を受けた最初の被告ともなった。

今回の禁錮5年3月の量刑は、同様の罪に問われている140人あまりの裁判にとっての指標になる可能性がある。

パーマー被告は、ネット上で襲撃時の画像や動画を調べていた人々によって身元を特定された。本人は司法取引に基づき、当時警官の隊列に向かって消火器を噴射したことを明らかにした。空の消火器を2度にわたり投げてもいたという。後退の呼びかけを拒否したため、腹部にゴム弾を受けていた。

判決を下した地裁のターニャ・チャトカン判事は、ここまで議事堂襲撃をめぐって担当した裁判のうち7件で量刑を言い渡している。すべて服役を伴うもので、刑期は最短14日、最長5年超となっている。

パーマー被告は判事に宛てた手紙で、現在はトランプ前大統領が選挙に関して支持者に「うそをついていた」ことが分かったなどと述べていた。

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