スキーヤーが雪崩に巻き込まれ死亡 米コロラド州
(CNN) 米コロラド州中北部の山中で24日、スキーヤーが雪崩に巻き込まれて死亡した。同州でこの冬、雪崩の犠牲者が出たのは初めて。
当局者らによると、現場では午後2時ごろ、約45メートルの幅で雪崩が発生。バックカントリースキーをしていた男性1人が完全に埋没した。
同行者がトランシーバーとプローブ(捜索用の棒)を使って発見、救出したが、命は助からなかった。当局が雪崩の原因を詳しく調べている。
コロラド州雪崩情報センター(CAIC)によると、同州では昨シーズンの雪崩による死者が12人と、ここ10年近くで最多を記録した。
米国内では過去10年、年間平均27人が雪崩で死亡している。世界では毎年、約150人の死者が出ている。
同州では23日に吹雪が発生し、一部地域で最大約60センチの積雪があった。CAICは23日と24日に雪崩警報を出し、週末にかけて危険な状況が続くと警告していた。
同州で起きたスキー中の死亡事故は、今シーズン3件目。先月末に72歳のスキーヤーがスノーボーダーと衝突して死亡し、その1週間後には60歳の男性が樹木に激突して亡くなっていた。