米CDCが指針改定、陽性者と接触者の隔離期間を短縮
感染者と接触した人がワクチンの追加接種を済ませている場合は隔離不要としたうえで、10日間のマスク着用を求めた。
また接触者は全員、接触から5日目に検査を受けるのがベストだとし、何らかの症状が出たらただちに、検査で新型コロナ感染が否定されるまで隔離するよう勧告している。
CDCは、新型コロナに感染したり人にうつしたりするリスクが、追加接種によって大きく低減されると強調。南アフリカと英国からのデータで、mRNAワクチンの感染予防効果は2回接種後の約35%に対し、追加接種を受ければ75%に上がることが分かっていると述べた。CDCは5歳以上のワクチン接種と、16歳以上の追加接種を強く推奨している。
CDCのワレンスキー所長は声明で、感染拡大についての知見とワクチンの効果を考慮した改定により、安全に日常生活を続けることができるとの立場を示した。そのうえで、ワクチンの追加接種とマスク着用で予防を図り、大勢が集まる前には検査を受けるよう呼び掛けた。