銃殺望んだ死刑囚の死刑、薬物注射により執行 米オクラホマ州
(CNN) 銃殺隊による処刑を要望していた米オクラホマ州の死刑囚の死刑が27日、薬物注射により執行された。州の矯正当局が明らかにした。
ジョン・オコナー州司法長官は声明で、ドナルド・グラント死刑囚の死刑執行について、同日午前10時16分に何の問題もなく実施されたと述べた。
オクラホマ州は2014年に執行時のミスが発生して以降、薬物注射による死刑執行を停止していたが、昨年10月に再開していた。
グラント死刑囚ともう1人の死刑囚は連邦判事に介入を要請。自分たちの死刑執行について、薬物注射ではなく銃殺隊による処刑を認めるよう訴えていた。
グラント死刑囚の弁護士は最高裁に対し死刑執行の延期を求めていたが、ブレット・カバノー判事はこの申請を退けた。
オクラホマ州司法長官が最高裁に提出した法廷文書によると、グラント死刑囚は01年に2人を殺害した罪で死刑を言い渡されていた。
前出のもう1人の死刑囚の死刑は来月17日に執行される予定。