薬物中毒死の13歳少年、寝室に合成麻薬100袋 米
(CNN) 米コネティカット州ハートフォードの学校で合成麻薬フェンタニルを摂取したとみられる男子生徒(13)が倒れ、死亡した事件で、この生徒の寝室から合成麻薬フェンタニルが約100袋、回収された。
事件を調べているハートフォード警察が30日までに発表したところによると、生徒の自宅のほか学校でも、同じように包装された40袋のフェンタニルが見つかった。
この生徒は校内で13日、意識不明の状態で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で15日に死亡した。一緒にフェンタニルを摂取した同学年の男子生徒2人も病院へ運ばれたが、すでに帰宅している。
寝室のフェンタニルは麻薬取締局(DEA)が最初に発見し、指紋やDNAの鑑定のため警察に引き渡した。
警察によれば、生徒らが摂取したのは寝室で見つかったのと同じフェンタニルだった。学校に持ち込んだのも亡くなった生徒以外にいないと考えられる。
当局は、この生徒がどこでフェンタニルを入手したかについて詳しく調べている。容疑者は今のところ浮上していない。
生徒の母親も捜査に協力している。息子がフェンタニルを所持していたことは知らなかったとみられる。この生徒に違法薬物関連の前歴はなかったという。