火災で出動の消防士、消火活動中に銃撃され死亡 米カリフォルニア州
(CNN) 米カリフォルニア州ストックトンの消防隊長が、火災現場で男に銃撃されて死亡した。消防局が1月31日の記者会見で発表した。
ストックトン消防局のリック・エドワーズ局長によると、死亡したマックス・フォーテュナさん(47)は同日早朝、隊員とともにごみ火災現場に出動した。隊員が消火活動を行っている最中に、銃声が聞こえたという。
隊員は直ちに倒れたフォーテュナさんの応急措置を行い、近くの病院に搬送した。
エドワーズ局長は、フォーテュナさんの死に打ちのめされていると述べ、「消防局長として最悪の悪夢だ」「消防局にとってあまりに悲しい日になった」と話した。
ストックトン警察は、67歳の男を拘束したことを明らかにした。男の身元は公表していない。警察は捜査を続けており、現場からは銃1丁を回収した。
フォーテュナさんは勤続21年以上のベテランで、妻と成人した子ども2人が残された。
ストックトンの消防隊は、「マックスは仕事のことで決して文句を言わない消防士だった。彼ほどこの仕事を楽しんだ消防士はほかにあまりいない」とフォーテュナさんをしのんだ。
ストックトンのケビン・リンカーン市長も、フォーテュナさんを英雄と呼んで追悼した。
ストックトンはサクラメントから約80キロに位置しており、人口は約32万人。