米、ウクライナ親ロシア派支配地域との貿易や金融に制裁へ ロ独立承認の動きで
北大西洋条約機構(NATO)と欧州諸国はプーチン氏の行為を非難した。NATOのストルテンベルグ事務総長はウクライナの主権と領土保全を「さらに損なう」動きだと批判した。
ジョンソン英首相は分離独立派の地域の承認は「凶兆で非常に暗い兆候だ」と述べた。
バイデン氏は21日、ウクライナのゼレンスキー大統領、フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相と相次いで電話会談をした。
プーチン氏が演説に先立って国家安全保障会議を開催した頃、バイデン氏は政権幹部とホワイトハウスで会合を開いた。ブリンケン国務長官、ミリー統合参謀本部議長、バーンズ中央情報局(CIA)長官がホワイトハウスに到着。ミュンヘン安全保障会議から帰国したハリス副大統領もそこに加わった。
米当局者はフランスが提案した米ロ首脳会談の実現について、ロシアによる侵攻の見通しから実現の可能性は極めて低いと示唆した。時期や形式、場所に関する具体的な作業は行われていないという。
サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は21日に米NBCテレビの番組で、ロシアは当初の予測よりも残虐な紛争の準備を進めている可能性を指摘した。