警官らに発砲したとされる10代少年を射殺 米フィラデルフィア
(CNN) 米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで1日夜、パトロール中の警官らに発砲したとされる少年が射殺された。
警察当局者の発表によると、同日午後7時20分ごろ、私服の警官4人が覆面パトカーでパトロール中、自転車に乗った10代とみられる少年2人のうち1人がけん銃を持っていることが分かった。
警官らがパトカーのライトを点灯して下車しようとしたところへ、少年が発砲したとみられる。弾丸は後部座席の窓を貫通し、ヘッドレストに撃ち込まれた。
警官らは身分を明かしたうえで少年を追跡し、2人が発砲した。少年は胸を撃たれ、銃を落として倒れた。警官らに搬送された病院で、死亡が確認された。
もう1人の少年(17)は無傷のまま拘束された。死亡した少年の年齢は不明だが、10代の未成年者とみられる。
警官のうち1人は窓ガラスの破片が目に刺さり、病院で手当てを受けた。同当局者は、警察側に重傷者や死者が出なかったのは幸いだったと述べた。
発砲した警官2人は内部調査の間、現場を外されている。