4歳児が警官に発砲、指示した疑いで父親を逮捕 米ユタ州
(CNN) 米西部ユタ州ソルトレークシティー近郊で21日、駐車された車の中から4歳の男児が警官に向かって発砲した。警察は、男児に発砲を指示した疑いで父親を逮捕した。
警察は当初、マクドナルドのドライブスルーで注文と違う商品を渡されて従業員らに銃を向けた男がいるとの通報を受けて出動した。
従業員らは男に、店の前に車を止めて注文の品を待ってほしいと伝えたうえで、警察に通報したという。
到着した警官らが車から降りるよう繰り返し求めたが、男は従わなかったため、警官らが引きずり出して拘束した。
この間に1人の警官が振り返り、後部座席の窓から銃を向けられていることに気づいた。銃を払いのけようとした時に1発が発射された。男が車内の息子に、警官を撃つよう指示したとみられる。
発砲した男児は3歳のきょうだいとともに後部座席に乗っていた。警官は片腕に軽傷を負ったが、ほかにけが人はいなかった。
男は児童虐待の重罪と武器による脅迫の容疑で逮捕された。
地元保安官は「捜査当局と地域社会にとって悲しい日になった」と語り、反警察運動の過熱ぶりを浮き彫りにする事件だと指摘した。