銃撃に巻き込まれた9歳少女死亡、強盗被害者が誤って発砲 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州ヒューストン地域で、家族の車に乗っていて銃撃事件に巻き込まれた9歳の女の子が死亡した。ヒューストン警察が15日に明らかにした。
ヒューストン警察のツイッターによると、ハリス郡科学捜査研究所が15日午後、女の子の死亡を確認した。女の子の身元は公表されていない。
警察によると、14日にドライブスルーATMで何者かが被害者に銃を突きつけて金を盗む強盗事件が発生。被害者が容疑者を追いかけて撃った銃弾が、近くの車の中にいた女の子に当たった。
強盗の容疑者は現場から逃走し、被害者は、犯人のものだと思った車に発砲したと話している。しかしこの車には、事件とは無関係の一家5人が乗っていた。
警察は、女の子に対する銃撃に関連した加重暴行の容疑で男を勾留したと発表した。
現場から逃走した強盗容疑者に対する捜査は現在も続いている。「銃が絡めばどんな場合であれ、たまたま居合わせた罪のない人が大きな危険にさらされる」と警察トップは指摘した。
この地域では先週も、家族の車の後部座席で漫画を見ていた9歳の女の子が銃撃に巻き込まれる事件が起きていた。事件は車の運転をめぐって逆上するロードレイジを発端として発生。撃たれた女の子は重体となっている。