米NY市内の銃撃で2人死亡 警察が男を拘束、もう1人の行方追う
(CNN) 米ニューヨーク市ブロンクス区で12日夜、男性2人が銃で撃たれて死亡した。警察は容疑者2人のうち1人を拘束し、もう1人の行方を追っている。
ニューヨーク市警(NYPD)は12日午後11時前、銃で撃たれた男性がいるとの通報を受けて出動。現場で胴体を撃たれた24歳の男性と、顔面を撃たれた28歳の男性を発見した。
2人は救急搬送され、病院で死亡が確認された。
CNN提携局が警察当局者の話として伝えたところによると、出産前の妊婦を祝う「ベビーシャワー」のパーティーで始まった口論が発端だった。
男性2人が建物の外へ出て激しい言い争いになり、28歳の男性が24歳男性の胴体を撃った。撃たれた男性の友人とされる男(28)がその銃を取り上げ、28歳男性を撃ったとみられる。
警察は男の身柄を拘束し、犯行に使ったとみられる銃を現場で回収した。もう1人の容疑者が捜査線上に浮上したが、現在逃走中だという。
2020年に新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が始まってから、ニューヨークなど全米各地の都市で殺人や銃撃事件が急増している。
アダムス・ニューヨーク市長が先月の記者会見で語ったところによると、警察は昨年、同市内で6000丁あまりの銃を回収した。昨年1年間に報告された銃関連の逮捕は4497件と、20年より3%増え、19年に比べると26%も増加した。