米上院、最高裁判事に指名のジャクソン氏を承認 黒人女性で初
ジャクソン氏の指名承認で最高裁の思想的バランスが変わる見込みはないものの、今回の採決は最高裁や連邦司法制度にとっても重要な節目といえる。
採決の際は黒人女性初の米副大統領であるハリス副大統領が上院議長を務め、議場を仕切った。
上院民主党やホワイトハウスはジャクソン氏の指名が歴史的なものであることを繰り返し強調してきた。
民主党のチャック・シューマー上院院内総務は採決に先立ち、「最高裁の233年の歴史の中で黒人女性が判事に就任したことは一度もなく、ケタンジ・ブラウン氏が最初の1人となる。今後さらに増えるものと確信している」と語った。
バイデン氏は2020年大統領選の期間中、当選したら黒人女性を最高裁判事に指名するとの公約を掲げていた。