薬物過剰摂取の死者、過去最多を更新 米CDC

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米麻薬取締局(DEA)の局員が調査する押収された粉末=2019年10月8日、米ニューヨーク/Don Emmert/AFP/Getty Images

米麻薬取締局(DEA)の局員が調査する押収された粉末=2019年10月8日、米ニューヨーク/Don Emmert/AFP/Getty Images

(CNN) 米国内で薬物の過剰摂取により死亡した人の数は、昨年11月までの1年間で10万人を超え、過去最多記録を更新したとみられる。

米疾病対策センター(CDC)が13日に発表した暫定データによると、死者は10万6854人に達したと推定される。

年間の死者数は前年より16%増え、過去6年間で2倍以上になった。

州別にみるとワイオミング、ハワイ、ニューハンプシャーの3州を除くすべての州で増加した。死者の3分の1はカリフォルニア、フロリダ、ペンシルベニア、オハイオ、テキサスの5州に集中していた。

1年間の死亡例のうち3分の2に、フェンタニルを含む合成オピオイドが関与していた。最近はヘロインによる死亡例が減少傾向にある一方で、合成オピオイドや精神刺激薬がかかわる死亡例は、この2年で2倍近くに増えている。

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