米NY州銃乱射、容疑者は3月にも下見に

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銃撃現場となったスーパーマーケットの外で、地面にメッセージを書く女性/Scott Olson/Getty Images

銃撃現場となったスーパーマーケットの外で、地面にメッセージを書く女性/Scott Olson/Getty Images

(CNN) 米ニューヨーク州バファローで14日に起きた10人が死亡した銃乱射事件で、容疑者の白人の男(18)が3月上旬にも同地を訪れていたことがわかった。警察幹部が16日、明らかにした。

当局者はこれまで、容疑者がニューヨーク州コンクリンから約320キロ移動して13日にバファローに到着し、事件の起きたスーパーマーケットを初めて偵察したとしていた。事件の起きたスーパーは黒人が多く住む地域にあった。しかし、警察幹部によれば、容疑者のインターネット上の行動について広範囲にわたって調べ、容疑者の新たな足取りが判明した。

警察幹部はCNNの取材に対し、容疑者が3月上旬にバファローにいたことを示すものを発見したと述べた。13日にも基本的に同地の偵察を行うためにバファローにいて、13日と14日に店にいたという。容疑者が3月に店内に入ったかどうかはコメントできないとした。

捜査官は、罵倒に満ちた180ページにわたるネットへの投稿を調べており、容疑者が襲撃の動機や計画の詳細について明らかにしているとみている。

ここ数年、白人至上主義者の容疑者が人種的憎悪によって動機づけられたと当局者が指摘する銃乱射事件が数多く発生している。こうした銃乱射事件は、米国のテキサス州エルパソやサウスカロライナ州チャールストンをはじめ、ノルウェーやニュージーランドでも起きていた。

今回の事件の容疑者は14日夜、第1級殺人の容疑について無罪を主張した。容疑者はさらに罪に問われるとみられている。当局者によれば、容疑者は保釈なしで勾留されており、自殺の恐れがあるとして監視下に置かれている。

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