無許可のコンサート会場近くで発砲、4人死傷 米首都
(CNN) 米首都ワシントンで開かれていた無許可のコンサート会場の近くで19日、発砲があり、警察によれば、15歳の少年が死亡したほか、警官1人を含む成人3人が負傷した。
警察によれば、路上に止まっていたトラックから音楽が流れ、それを聴くために数百人が集まっていた。
発砲の前にすでに2件の事案が発生し、混乱した状態となっていたという。
警官が派遣され、地域を抑制し、最終的にコンサートを終了させた。警察は事件の詳細について明らかにしていないが、人々はある時点で散り散りに逃げ出したという。
人々が散り散りになるなかで、複数人が脚や足首を負傷した。救急隊員が治療を行うなかで、1人の人物から違法な銃器を回収したという。
負傷した警官と成人2人は入院しており、容体は安定している。現場では拳銃など複数の銃器が回収された。
米国内の銃撃事件のデータを収集している非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」によれば、今年はこれまでに277件の銃乱射事件が起きている。これは毎日1.5件以上の銃乱射が発生している計算だ。GVAは少なくとも4人の死傷者が出た事件を銃乱射と定義している。
最近ではニューヨーク州バファローのスーパーマーケットやテキサス州ユバルディの小学校で銃乱射事件が起きており、銃規制に関する議論も改めて起きていた。