警察が射殺した黒人男性、60発以上の銃弾浴びる 米オハイオ州
警察によると、銃撃後、ウォーカーさんの車の中から拳銃1丁と銃弾の入った弾倉が見つかった。
銃撃に直接かかわった警官8人は警察の方針に従って、全員が有給休暇扱いとなった。
マイレット署長によると、警官がウォーカーさんの車を停止させようとした現場近くから回収された薬莢(やっきょう)は、ウォーカーさんの車の中にあった銃のものと一致していた。BCIは、この薬莢がウォーカーさんの銃から発砲されたものかどうかを調べる方針。
ウォーカーさんの車からの発砲によるものと思われる閃光は、交通カメラの映像にも映っていたと、マイレット署長は言い添えた。これについてもBCIが捜査に当たる。
CNN提携局のWEWSによると、ウォーカーさんは顔面、腹部、両脚を撃たれて死亡した。検視官事務所の調査報告書には、検視官が現場に到着した時、ウォーカーさんは手錠をかけられて仰向けに倒れた状態だったと記載されていたという。
ウォーカーさんの遺族側弁護団は、警察が映像を公開した直後に記者会見を開き、遺族は警察に対して答えを求めているが、同時に「平和と尊厳、公正のチャンスを望んでいる」と述べ、市民に平静を呼びかけた。
アクロンのダン・ホリガン市長は映像の公開前に行った記者会見で、住民には抗議する権利があると認めた上で、「暴力や破壊は答えではない」と強調してデモは平和的に行うよう訴えた。