砂嵐で21台の玉突き事故、6人が死亡 米モンタナ州
(CNN) 米モンタナ州ビッグホーン郡の州間高速道路90号線で15日夜、砂嵐により21台の玉突き事故が発生し、6人が死亡した。同州ハイウェーパトロール隊が発表した。
同州のクヌーセン司法長官は「モンタナ州ハイウェーパトロールは他の緊急隊員と共に現場におり、事件を調査している。詳細な情報は入手次第発表する」と述べた。
ハイウェーパトロールによると、90号線は一晩中通行止めになったが、その後解除されたという。
アリエル・デハートさんはハーディン近くの90号線を西に向かって運転しているときに、玉突き事故でキャンピングカーのバンが裂かれたのを目撃した。
事故直後に通りかかったデハートさんはCNNに「視界が悪くて怖かった。空気は暖かく不気味で、セピア色のメガネをかけているような感じだった」と語った。
ホセ・ストリックランドさんも玉突き事故を目撃した。目の前で玉突き事故が発生したとき、自身が乗っていた車は横滑りして停止したという。
ストリックランドさんは他の人とともに高齢の男性を車から降ろし、担架に乗せて救急車に運び込むのを手伝ったという。
事故発生から約45分間、現場で救助作業にあたったストリックランドさんは「一瞬で視界が悪くなった。事故からトラック1台分しか離れていない所に自分がいたという事実に今も信じられない思いだ」とフェイスブックに投稿した。