「ベビーヨーダはギズモのパクリ」、映画「グレムリン」監督が主張
(CNN) スター・ウォーズ・シリーズのテレビドラマ「マンダロリアン」に登場するベビーヨーダこと「グローグー」について、30年以上前の映画「グレムリン」の監督が、キャラクターをパクられたと訴えている。
1984年の映画「グレムリン」に登場するモグワイの「ギズモ」は、大きな目をしたフサフサの動物で、同作品と続編のスターだった。
グレムリンのジョー・ダンテ監督は、「ベビーヨーダは完全な盗作だ。そのままパクられた」「何の恥じらいもなく」と米紙サンフランシスコ・クロニクルに語っている。
確かにベビーヨーダとモグワイはよく似ている。両方とも体に不釣り合いな大きな耳をもち、クークーゴロゴロいう音でコミュニケーションを取り、命をかけて父親代わりの存在を守る。
マンダロリアンの制作側はグローグーについて、ギズモではなく映画「E.T.」や「ペーパー・ムーン」に着想を得たとしている。それでもファンはグローグーがデビューした当初から、ギズモにそっくりだと指摘していた。
グローグーの可愛いらしさがわずか数年で国際的な評判になったのに比べると、ギズモはそれほどの評判にはならなかった。それでも根強いファンはいて、グレムリンの主演俳優ザック・ギャリガンは昨年、エンターテインメント・ウィークリー誌に、フワフワのギズモの方が、毛のないグローグーより可愛いと語っていた。
グローグーが登場するシリーズ番組はディズニープラスで配信中。一方のギズモは今年、HBOマックスのアニメシリーズ「グレムリン:モグワイの秘密」で復活する。皮肉なことに同シリーズは、マンダロリアンに出演している女優ミンナ・ウェンが主役を務める。