イバナ・トランプさんは事故死、胴体を負傷　ＮＹ市検視当局

（ＣＮＮ） 米ニューヨーク市検視当局は１５日、トランプ前米大統領の元妻イバナ・トランプさんの死因について、胴体を強く打ったことによる負傷が原因との見解を示した。

イバナさんは１４日にニューヨーク市の自宅で死去した。７３歳だった。イバナさんはドナルド・ジュニアさんとイバンカさん、エリックさんの母親。

ニューヨーク市警は１４日、イバナさんの死に関して事件性はないと説明していた。声明によると、警察は米東部時間午後０時４０分ごろ「被保護者」に関する緊急通報を受け、「７３歳の女性が意識を失って反応しない」状態でいるのを発見した。

ニューヨーク市消防局は、心停止の人がいるとの通報を受けて出動。出動した時間と場所はイバナさんに関するニューヨーク市警の発表内容と一致する。消防局によると、この人物は到着時には死亡していた。

警察によると、救急医療班は現場でイバナさんの死亡を確認した。

共産主義時代のチェコスロバキアで育ったイバナさんは、いくつかの有名不動産プロジェクトでトランプ氏とパートナーを組んだ。１９９２年、タブロイド紙でトランプ氏とマーラ・メープルズさんの関係が報じられたのを機に離婚。その後メープルズさんはトランプ氏の再婚相手になり、２人の娘ティファニーさんをもうけた。

離婚後、イバナさんはさらに２回結婚と離婚を重ねた。ジェット機で世界を飛び回るライフスタイルは健在だった。