テーマパークのキャラクターが娘を「無視」、投稿動画に波紋 米
(CNN) 米ペンシルベニア州にあるテーマパーク「セサミプレイス」でのパレード中に衣装を着たキャラクターが2人の黒人の子を無視しているように見える動画をその黒人の子の母親がネットに投稿し、波紋が広がっている。
ジョディ・ブラウンさんと弁護士は19日、セサミプレイスのキャラクター「ロジータ」がブラウンさんの6歳のめいと娘に対し、故意に人種差別的行動を取ったと主張した。
ブラウンさんがインスタグラムに投稿した9秒間の動画を見ると、ブラウンさんのめいと娘はロジータのハグを求めて手を差し伸べている。一方、ロジータは他の客とハイタッチをし、群衆の中の誰かに向かって指を振った後、ブラウンさんの娘とめいに対して首を横に振り、立ち去っている。
ブラウンさんはCNNに出演し、ロジータは他の子どもたちとはハイタッチやハグをしていたが、ブラウンさんの娘とめいは意図的に無視したと主張した。
16日の事件発生後、ブラウンさんがインスタグラムに動画を投稿すると、すぐに視聴者からセサミプレイスに対する怒りの声が上がった。セサミプレイス・フィラデルフィアは18日に声明を出し、今回の事件の原因は「誤解」だと述べた。
セサミプレイスによると、ロジータを演じていた役者は、動画の中で何度か見られる拒否するような手の動きは他の客からの依頼を断っていただけで、ブラウンさんの娘とめいを意図的に無視したわけではないと述べているという。
またセサミプレイスは19日夜に新たな声明を出し、17日にブラウンさんの家族と話し、不快な思いをさせたことを謝罪するとともに、ブラウンさんが支払った料金を返金し、改めてブラウンさんたちを招待したと発表した。