2段ベッドから転落、一時重体の米リトルリーグ選手に支援続々 大リーグ選手からも
(CNN) 少年野球リトルリーグ世界大会の宿舎の2段ベッドから転落し、重体となっていた少年が人工的な昏睡(こんすい)状態を脱して意識を取り戻した。容体報告用に立ち上げられたインスタグラムのアカウントによると、少年には17日、米大リーグのムーキー・ベッツ選手から動画で支援のメッセージが寄せられた。
所属チームによると、ユタ州のリトルリーグに在籍するイーストン・オリバーソン君(12)は15日未明、大会が開催されるペンシルベニア州ウィリアムズポートの宿舎の2段ベッドから転落し、頭がい骨を骨折した。病院の広報担当によると、現在は同州ダンビルの小児病院で治療を受けている。
負傷のニュースが大きく報じられたことを受け、イーストン君に対する支援が次々と寄せられた。大学のアメフトチームや大リーグ・ドジャーズのライトを守るベッツ選手もインスタグラムを通じ支援の動画を贈った。
イーストン君のお気に入りというベッツ選手は17日、動画で「やあイーストン、ムーキー・ベッツだ。我々が君のことを思い、祈っていると知ってほしい。すぐに会えることを願っているよ」と語りかけた。
容体報告用のアカウントに投稿された写真には、病院のベッドで目を閉じたままスプーンで食事を取るイーストン君の姿が写っている。
地元メディアがチーム関係者の話として報じたところによると、イーストン君は真夜中、就寝中にベッドから転落した。
リトルリーグ世界大会の運営団体はCNNに寄せた17日の声明で、宿舎の2段ベッドには安全柵が設置されていなかったと説明。事故後、こうしたベッドは宿舎から撤去されたと述べた。