トランプ氏一族企業の元CFO、脱税スキーム関与で有罪認める
判決の言い渡しはトランプ・オーガニゼーションの裁判の後になると判事は説明。合意に基づく量刑は禁錮5カ月とそれに続く5年間の保護観察だとした。その上で、合意を巡るすべての条件を満たさない場合は、禁錮5~15年の量刑を言い渡すこともできると述べた。
有罪を認めたことで、ワイセルバーグ被告は40年間勤務してきたトランプ・オーガニゼーションと争う形となる。同被告の証言は会社に痛手をもたらす可能性がある。同社に関連する課税についての裁判は10月に予定されている。
ワイセルバーグ被告が有罪を認めたことについて、担当弁護士は非常に困難な決断だったが、本人は納得していると述べた。
トランプ・オーガニゼーションの広報担当者は18日、CNNに提供した声明でワイセルバーグ被告を「立派な、尊敬に値する人物」と形容。「法執行機関から嫌がらせを受け、苦しめられ、脅されてきた」とし、全てはトランプ氏を念頭に置いた措置だったと指摘した。
また同社の裁判を楽しみにしているとした上で、裁判の日程が中間選挙のわずか数日前の10月24日に設定されている点は「非常に興味深い」と述べた。