米国立公園で鉄砲水、行方不明ハイカーの遺体発見

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米ユタ州南西部のザイオン国立公園で行方不明になったハイカーの遺体が発見された/Rick Bowmer/Associated Press/FILE

米ユタ州南西部のザイオン国立公園で行方不明になったハイカーの遺体が発見された/Rick Bowmer/Associated Press/FILE

(CNN) 米ユタ州南西部のザイオン国立公園で先週発生した鉄砲水で行方不明になった女性1人のハイカーの遺体を救助隊が収容した。当局が23日に発表した。

国立公園局の報道資料によると、アリゾナ州ツーソン在住のジェタル・アグニホトリさんは同公園の砂岩の崖「コート・オブ・ザ・パトリアーチズ」近くのバージン川で死亡しているのが22日発見された。

アグニホトリさんは19日夕方に行方不明になった。同日豪雨に見舞われたナローズ地域では鉄砲水が発生し、国立公園局によるとシナワバ神殿の近くで複数のハイカーが急流に足をすくわれたとの報告があった。

数回の救助活動が行われた後、19日午後までに行方不明のハイカー全員が発見され、数百メートル下流に流された1人を含む全員の無事が確認されたと公園当局者は述べた。しかし同日夕になって、アグニホトリさんが行方不明になったことが報告された。

公園当局者によると、アグニホトリさんは数日後にナローズの南約10キロで発見された。ワシントン郡保安官事務所がザイオン国立公園のレンジャーと検視官とともに死因を調査中だ。

アグニホトリさんの捜索活動には複数の機関から170人以上が加わり、4日間かけて公園全体を捜索した。急流対応の訓練を受けた救助隊員と捜索犬はバージン川の端に沿って公園の内外を捜した。

公園管理事務所によると、捜索中は「季節風の雨が何度か降り、バージン川の流量はピーク時に毎秒31立方メートル以上に増した」という。救助隊が捜索を終了したときの流量は毎秒約1.4立方メートルだった。

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