バイデン氏、「最も重要な選挙」と訴え 米東部の黒人大学で演説
(CNN) 米中間選挙を翌日に控えた7日夜、バイデン大統領は東部メリーランド州の歴史的黒人大学(HBCU)で演説し、劣勢が指摘される与党民主党への投票を呼び掛けた。
バイデン氏は演説で、中間選挙が人々の生涯で「最も重要な選挙」のひとつになると主張。「私たちがどんな生涯を送ることになるかは、今後1~3年の間で何が起きるかにかかっている」と訴えた。
同氏は、トランプ前大統領のスローガン「MAGA(米国を再び偉大に)」を信奉する共和党員らの提案や、富裕層が富めば貧困層も恩恵を受けるというMAGA流の「トリクルダウン経済」、2020年大統領選の結果を受け入れない陰謀論を改めて批判。
メリーランド州知事選の共和党候補も陰謀論者の一人だと警告する一方、民主党候補のウェス・ムーア氏を「かれは本物だ」と称賛した。また、ムーア氏は従軍経験を持ち、英オックスフォード大学への奨学金を獲得した優秀な人物だと説明した。
バイデン氏はさらに、HBCUの学生は他校に劣らず優秀だとも強調した。
聴衆の大半はバイデン氏を熱心に支持していたが、演説中に少なくとも4人が声を上げるなどして妨害した。