「自分は優れた人種」、白人の中学校教師が黒人の生徒に発言 米テキサス州
(CNN) 黒人の中学生、カルメロ・ルエレンさんはCNNの取材に答え、自分の通う学校の教師の発言に怒りを覚えたと振り返る。その白人の教師は生徒らに向かって、自らの人種が「優れた人種だ」と語ったという。
テキサス州フラッガービルにある中学校の教室で交わされたこのやり取りを撮影した動画は、先週ソーシャルメディアに投稿された。当該の教師は解雇されたと、フラッガービル独立学区の責任者が明らかにした。
ルエレンさんがCNNに説明したところによると、人種についてこの教師が話し始めたのは、ルエレンさんがトイレに行ってもいいかどうか尋ねたのがきっかけだった。教師はそれを認めず、自分は人種差別主義者だからだと告げた。
ルエレンさんがどういう意味かと尋ねると、動画の中で教師は「心の底では、私は自民族中心主義だ。つまり自分の人種が優れた人種だと考えている」と答えた。動画に映る学級には、様々な人種の生徒が所属している。
カメラの外にいる生徒1人が「じゃあ白人は全部の人種よりも優秀?」と問うと、教師は「最後まで聞きなさい。私は誰もがそう考えていると思う。ただそれについて正直じゃないだけだ」と答えた。