18歳候補者が次期首長に当選、黒人で最年少 米アーカンソー州の自治体
(CNN) 米アーカンソー州の自治体で行われた首長選で、今年5月に高校を卒業したばかりの18歳の候補者が次期首長に選出された。
同州クリッテンデン郡アール(人口1831人)の首長選は6日に投票が行われ、郡の非公式集計によると、18歳のジェイレン・スミス候補(民主党)が235票を獲得。対立候補ネミ・マシューズ氏の185票を上回って当選を果たした。
スミス氏は7日、CNNの取材に応じ、「自分が有名になりたくて立候補したんじゃない」と強調。「自分の地域社会を助けて、動くべき方向へ動かしたいと思って立候補した」と語った。
スミス氏が立候補にあたって助言を求めたリトルロックのフランク・スコット市長によると、米国で選出された黒人の首長としてはスミス氏が最年少となる。
スミス氏は学校の生徒会の活動を通じ、もっと高いレベルで地域社会に貢献したいと思うようになったと話す。
18歳という若さであっても明確な展望を掲げ、それが一夜にして実現できないことも知っている。空き家をなくして町を再生させ、警察を24時間運営とし、若者の雇用を創出し、食品店に行くための公共交通機関を導入したい意向だ。
その準備のために、アーカンソー州内の複数の首長にも助言を求めた。就任は来年1月の第1週。目標は「アールの住民に結果を示すこと」だと話している。