モール銃撃で1人死亡、容疑者5人を逮捕 米ミネソタ州
(CNN) 米ミネソタ州ミネアポリス近郊にある全米最大規模のショッピングセンター「モール・オブ・アメリカ(MOA)」で23日夜に銃撃事件が発生し、19歳の男性1人が死亡した。地元警察責任者によると、24日に男の容疑者5人が逮捕された。
捜査チームによれば、容疑者は3人が17歳、2人が18歳。発砲したのはこのうち1人とみられ、チームはもう1人が関与した可能性も調べている。同責任者によると、容疑者らは殺人罪に問われる見通し。
事件が起きた経緯については十分な証言が得られず、依然として捜査中。犯行の動機も特定されていない。
発表によると、モール内の百貨店「ノードストローム」の1階で午後8時前に銃声が響き、被害者の男性が倒れているのが見つかった。男性は何度も撃たれた跡があり、救命措置のかいなく死亡が確認された。近くにいた1人が銃弾でかすり傷を負ったが、命に別条はない。
店内で5~9人の集団が言い争っていたという情報もある。防犯カメラには、男が銃を取り出し、被害者を撃つ場面が映っていた。
ワルツ知事はツイッター上で「絶対に容認できない」事件だと述べた。
MOAでは8月、混雑した店内に銃弾が撃ち込まれる事件があったが、けが人は出なかった。警察責任者によれば、銃による殺人事件は初めてだという。