米サウスウエスト航空の大量欠航、運輸長官が責任追及の構え
(CNN) 米国を襲った記録的な寒波で特に大量の欠航が発生した米サウスウエスト航空に対し、ブティジェッジ運輸長官が責任追及の構えを示している。
ブティジェッジ氏は27日、CNNとのインタビューで大量欠航を「容認できない事態」と呼んで批判した。
「サウスウエストは自社の乗務員がどこにいるのかさえ把握していない。自社の乗客や荷物のことは言うまでもない」と述べ、ジョーダン最高経営責任者(CEO)や乗員組合などの代表者と話をしたと説明。
ジョーダン氏に対し、乗客からの請求を待たずに返金や補償を進めるよう指示したことを明らかにした。
同航空は大量欠航の原因として、悪天候による遅れのほかにフライトスケジュールの密度、インフラの老朽化などを挙げている。
これに対してブティジェッジ氏は、同社のシステムが完全にメルトダウンしたと指摘し、運輸省として顧客への責任を追及すると述べた。
法律で定められた義務を果たしていないことが裏付けられた場合、当局の権限で罰金を科す可能性もあると予告したが、運輸省が同航空の顧客サービスにおける問題を詳しく調査するとし、罰金の具体的な規模は明言しなかった。