バイデン氏の自宅から新たな機密文書 FBIが押収
(CNN) バイデン米大統領の自宅や個人事務所から副大統領時代の機密文書が見つかった問題で、米連邦捜査局(FBI)が20日に同氏宅に入り、新たに機密文書6点を押収したことが分かった。
バイデン氏の個人弁護士、ボブ・バウアー氏が発表したところによると、FBIの捜査官は20日、13時間近くにわたってデラウェア州ウィルミントンにある同氏の自宅を調べた。
このなかで、機密の印がついた6点やその関係資料などの文書が見つかり、押収された。バイデン氏が上院議員だった時代や、副大統領時代の文書が含まれていた。
この件で事情説明を受けた関係者によると、FBIは弁護士らの同意を得てウィルミントンの自宅を調べた。FBIはこれに先立ち、自宅で見つかったほかの機密文書も押収したことが明らかになっている。
バウアー氏によると、捜査官らは自宅全体への立ち入りを認められ、バイデン氏個人の法律チームとホワイトハウスの法律顧問チームが終始これに立ち会った。
FBIを統括する司法省から、通常の手順として立ち入りを事前に公表しないよう要請があり、バウアー氏らがこれに同意したという。
ホワイトハウス法律顧問のリチャード・ソーバー氏は、バイデン夫妻は同州リホボスビーチで週末を過ごしていて、その場には立ち会わなかったと述べた。ソーバー氏によれば、バイデン氏はこの件を深刻に受け止め、責任ある対応を約束している。